ユリノミクスの内容をわかりやすく!アベノミクスと比べて評価や効果は?

10.062017

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2017年10月6日、希望の党(代表・小池百合子東京都知事)が、衆院選の公約を発表しました。

 

一番気になったのが、新たな経済政策「ユリノミクス」を提唱したことです。

 

国民に一番関係してくるのが、経済です。

 

どんな内容なのか、気になりますね。

 

ユリノミクスについて、調べてみました。

 

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ユリノミクスの内容をわかりやすく!アベノミクスと比べて評価や効果は?

小池百合子は、アベノミクスは民間活力を引き出す規制改革が不十分だとして、「ユリノミクス」を発表しました。

 

「これまでのアベノミクスに変わってと言うか、加えてと言ったほうが正しいかもしれないが、マクロ経済に人々の気持ちを入れ込んだ『ユリミクス』とでも称する政策を入れ込んでいきたい」

 

と、意気込んでいます。

 

分かりやすくまとめると、以下の3点です。

 

・消費増税凍結

・大企業を対象にした内部留保課税

・ベーシックインカム

 

これらをアベノミクスと比べると、どういう効果があるのでしょうか?

 

アベノミクスはもともと、デフレ脱却を目的にして展開された経済政策です。

 

デフレ脱却に向かうのかどうかを基準に評価したいと思います。

 

まず、消費増税凍結。

 

2019年10月からの税率10%への消費増税凍結を宣言しました。

 

消費増税は「一度立ち止まって考えるべきだ」として凍結する方針を明記しました。

 

消費増税は、国民の可処分所得が減少するため、間違いなくデフレの方向に進みます。

 

そういう意味では、消費増税凍結はデフレ脱却の方向性となるため、これは評価できます。

 

しかし、ひとつ気になるのが、実行する前に歳出削減、国有資産売却を徹底すべきだとの考えも示しました。

 

歳出削減というのは、市中に出回るお金が減少するため、デフレの方向性となります。

 

まあ、それでも、基本的には、消費増税凍結はデフレ脱却の方向性となるので、一定の評価を与えるべきと思います。
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次に、大企業を対象にした内部留保課税。

 

現在、大企業の内部留保は、300兆円にも及んでいます。

 

内部留保というのは、企業の貯金みたいなものです。

 

これに課税するということは、基本的には、企業が貯金しないで、お金を使う方向に向かうので、デフレ脱却の方向性の政策となります。

 

その使途が、労働者の給料に支払われるようになれば、効果は大きいと思います。

 

ただ、企業は将来不安のために、内部留保を続けているのが、現状なので課税も厭わず、内部留保を続けた場合が気になります。

 

小池百合子は、この財源で、

「基礎的財政収支(プライマリーバランス)の改善を図る」

と、発言しています。

 

これは、分かりやすく言うと、財政出動をしないで、借金返済に充ててしまうということなので、市中にお金が出回ることはなく、デフレ脱却に向かいません。

 

企業に内部留保を続けているのと、同じ状態になってしまいます。

 

政策として、無意味になってしまいます。

 

本当にデフレ脱却しようと思ったら、この財源で、財政出動をしないとダメなんですね。
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最後に、ベーシックインカム。

 

「ベーシックインカムは一律に一定のお金を支払う制度で、基礎年金、生活保護、雇用保険などを置き換えていくことを検討している」

 

としています。

 

福祉制度は、複雑怪奇になり過ぎていますし、そのための公務員も大勢抱えていますから、かなり効率化が図られると思いますし、合理化できれば、成長分野に財源を割くことができるようになる可能性があります。

 

「国民が納める税の恩恵を全ての国民に届ける仕組みを強化する」

 

「いったん消費税の問題を立ち止まって社会保障全体のあり方を見直す」

 

という理念に基づいた政策です。

 

ただ、このシステムだと、金持ちに一律にお金を配ることになりそうなので、本当にお金が必要な人のお金が減って、金持ちはもともとお金があるので特に支出を増やさず、お金が必要な人がお金が使えず、国全体として考えてみた場合に、かえってお金回りが悪くなるという可能性も残ります。

 

デフレ脱却に向かうのかどうかは現時点では、なんとも言えません。

 

いずれにしても、すぐに実現する政策ではなさそうです。

 

他に、大規模金融緩和は当面維持、「原発ゼロ」を目指し、再生可能エネルギーの比率を30%まで向上といったものがあります。

 

以上です。

 

消費増税凍結や内部留保課税はいいとしても、全体として「民間主導」という名目で、財政出動を抑えようとして、デフレ方向になっているのが、気になります。

 

アベノミクス以上に、デフレ脱却を強く意識しているのかは、疑問が残ります。

 

いづれにしても、希望の党が選挙に勝って、「ユリノミクス」を実行できるのか、注目ですね。

 

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