『嫌われる勇気』は本がドラマよりはるかに面白い!感想と作者について!

01.142017

この記事は3分で読めます

平成29年1月12日にスタートした『嫌われる勇気』第1話を観ました。

 

なぜ、観たかというと、原作本が大好きな本だからです。

 

初回視聴率が8.1%に終わってしまい、香里奈の「幸薄メイク」や、加藤シゲアキの「棒演技」がやり玉に挙げられているそうですが、個人的な感想としても、いまひとつの出来栄えで、本がドラマよりはるかに面白いと思ってしまいました。

 

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『嫌われる勇気』の本の感想と作者について

ドラマ『嫌われる勇気』の原作本の、『嫌われる勇気』は140万部の売り上げている大ベストセラーです。

 

本が売れないこの時代に、アドラー心理学を紹介した本が、これほどの売り上げを記録するのは、異例中の異例です。

 

作者は岸見一郎と古賀史健。

 

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名前:岸見一郎
生年:1956年
出身:京都府
大学:京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学
職業:京都聖カタリナ高校看護専攻科非常勤講師、日本アドラー心理学会認定カウンセラー
著書:『嫌われる勇気』、『幸せになる勇気』、『人生を変える勇気』、『よく生きるために働くということ』

 

岸見一郎は、有名なアドラー学者です。

NHK教育で放送された『100分 de 名著』のアドラー『人生の意味の心理学』でも、講師として登場していました。

 

衝撃的な内容のアドラー心理学を広く紹介しています。

 

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名前:古賀史健
生年:1973年
出身:福岡県
職業:株式会社バトンズ代表/ライター

著書:『嫌われる勇気』、『幸せになる勇気』、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』

 

岸見一郎のアドラー思想を文章化したのが、古賀史健です。

ライターです。

平成29年1月3日にフジテレビで放送された『タイプライターズ 物書きの世界』という番組にも出演していて、観てしまいました。

編集者からは、「踊るような文章を書くライターだ」と言われることが多いそうです。

 

古賀史健はもともと、映画監督や小説家になりたかったそうですが、挫折。

もやもやとしていたところに、アドラー心理学に出会って衝撃を受けます。

 

そこで、岸見一郎のところに、2年間通い続けます。

 

岸見一郎のアドラー思想に心酔し、岸見一郎の「プラトン」になりたいと思い始めます。

 

古代ギリシャの哲学者・ソクラテスは著書がありません。

どうして、その哲学が約2,500年後の現代まで遺っているかというと、プラトンが対話篇として書き残したからです。

 

ライターである古賀史健は、岸見一郎のアドラー思想を自らの手で書きたいと思います。

 

それで、出来上がった作品が、『嫌われる勇気』です。

 

アドラー心理学の内容は衝撃的です。

 

・「人は誰もが今すぐ幸せになれる」

・「世界はシンプル、複雑にしているのは自分自身」

・「トラウマは存在しない。これまでの人生に何があったとしても、今後の人生を生きる上で何の影響もない」

・「他者の期待を満たすために生きているのではない。承認欲求を否定」

・「人は自分の課題に立ち向かうために生きている。自分の課題と他者の課題を分離して考え、他者の課題には踏み込まない」

・「縦の関係」を否定し、すべての人間関係を「横の関係」にする。褒めることも叱ることもしてはならない。

・「自由とは他者から嫌われること」

 

常識を覆す内容ですね。

 

その衝撃的な内容を、古賀史健が分かりやすく興味深く文章化しています。

人生に思い悩む青年が「人は今日からでも幸せなれる」と説く哲学者にそれを問いただすという、対話形式の文章になっています。

ダラダラとした対話ではなく、青年が挑戦的に、反抗的に哲人に問いただしていくのが面白いんですね。

常識を覆す内容を問いただすのに、ふさわしい形式です。

 

まさに、プラトンの対話篇を彷彿とさせる作品です。

 

ぜひ、読んでもらいたい作品です。

 

『嫌われる勇気』は本がドラマよりはるかに面白い!

一方、ドラマはいまひとつだという感想です。

 

アドラー心理学の紹介が中途半端で、内容が伝わりません。

 

主演の香里奈演じる庵堂蘭子は、生まれながらにして、アドラー思想を体現した人間という設定なのですが、死神のような「幸薄メイク」で、魅力がないし、アドラー思想を知らない人には、いまのところただの非常識人間にしか見えないのではないかと思います。

 

加藤シゲアキについても、ファンの人は怒るかもしれませんが、演技が下手です。

ただ、加藤シゲアキのせいだけというのではなく、加藤シゲアキ演じる青山年雄が演技をしにくい人物設定になっていると思います。

青山年雄が特に悩みもなく、能天気な人間です。

無色透明に近くて、演じにくいでしょう。

これだったら、加藤シゲアキ演じる青山年雄が香里奈演じる庵堂蘭子に、徹底的に反抗するという設定の方が良かったのではないでしょうか?

その方が原作にもマッチしているし、一見非常識な庵堂蘭子に対する反応としては、自然です。

青山年雄の人物設定では、ドラマが盛り上がらなくなってしまうのも当然でしょう。

 

全体的に、フジテレビらしい底の浅さがあるんですよね。

 

ドラマがつまらないから、原作本もつまらないと思わないで、もらいたいところです。

自分がまさにそうなのですが、本来、悩んでも仕方のないことで悩んでしまう人は多いと思います。

このドラマをきっかけに、原作本を読んで、そんな人たちの苦悩が軽減されるきっかけになればいいなと思います。

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