アドラー心理学者、哲学者にして、大ベストセラー『嫌われる勇気』、『幸せになる勇気』の著者、岸見一郎。
アドラーブームの立役者です。
平成29年1月12日からは、フジテレビで『嫌われる勇気』がドラマ化されました。
アドラーブームはますます広がりを見せています。
アドラーブームの震源地である岸見一郎について、調べてみました。
岸見一郎のWikiや大学は?
名前:岸見一郎
生年:1956年
出身:京都府
大学:京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学
職業:京都聖カタリナ高校看護専攻科非常勤講師、日本アドラー心理学会認定カウンセラー
著書:『嫌われる勇気』、『幸せになる勇気』、『人生を変える勇気』、『よく生きるために働くということ』
岸見一郎は、もともと哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)を専門としていて、心理学全般にそれほど関心を持っていませんでしたが、結婚して子どもができたとき、たまたまアドラーの『子どもの教育』という本を手に取って、アドラー心理学に興味を持ち、アドラーの孫弟子にあたる、アリゾナ大学のオスカー・クリステンセンの講演を聞いて、衝撃を受けて、アドラー心理学の研究を始めたそうです。
精力的にアドラー心理学に関する執筆・講演活動を行っています。
2013年に発表した『嫌われる勇気』が140万部のベストセラー。
2016年に発表した続編の『幸せになる勇気』も40万部のベストセラーとなっています。
岸見一郎が説くアドラー思想は衝撃的です。
・「人は誰もが今すぐ幸せになれる」
・「世界はシンプル、複雑にしているのは自分自身」
・「トラウマは存在しない。これまでの人生に何があったとしても、今後の人生を生きる上で何の影響もない」
・「他者の期待を満たすために生きているのではない。承認欲求を否定」
・「人は自分の課題に立ち向かうために生きている。自分の課題と他者の課題を分離して考え、他者の課題には踏み込まない」
・「縦の関係」を否定し、すべての人間関係を「横の関係」にする。褒めることも叱ることもしてはならない。
・「自由とは他者から嫌われること」
・「運命の相手などというものは存在しない」
『100分 de 名著』や、『世界一受けたい授業』にも出演しています。
岸見一郎の2017年の講演会やカウンセリングは?
アドラーブームが続き、ドラマ化されるほどの話題になると、岸見一郎の講演会やカウンセリングに直接参加したいと思ってしまいます。
講演会については、岸見一郎ホームページの講演案内に紹介されています。
岸見一郎が京都を中心に活動しているせいか、東京より地方中心ですね。
岸見一郎は、精神科医院などで多くの「青年」のカウンセリングを行っていたそうですが、現在はやはり忙しいのか、カウンセリングを行っているという情報は見つけられませんでした。
私も、考えても仕方のないようなことで、悩んでしまうほうなので、可能ならば、ぜひ一度受けてみたいものです。
以上です。
アドラー心理学をメジャーにした岸見一郎。
これから、メンタルの問題がますます深刻になっていきそうですので、ますます活動の価値が高まりそうですね。