2017年3月23日、24日の2夜連続で、NHKドラマ『絆 走れ奇跡の子馬』が放送されます。
福島県の南相馬を舞台に、東日本大震災で傷ついた家族が、困難と戦いながら、震災の日に生まれた子馬を競走馬へと育てていくというストーリーです。
主演の役所広司が、
「価値ある仕事ができました。
実話をもとにしており、被災した人の気持ちを考えつつ、丁寧に仕事をしたつもりです」
と、語っており、どこまでが実話なのか気になるところです。
『絆 走れ奇跡の子馬』の実際のところを調べてみました。
『絆 走れ奇跡の子馬』の実物馬はキズナ?実話でネタ元はあるのか?
『絆 走れ奇跡の子馬』は実話でネタ元はあるのでしょうか?
『絆 走れ奇跡の子馬』には、原作があります。
原作は競馬情報総合サイト『netkeiba.com』連載の同名競馬小説です。
原作者は、島田明宏。
書籍化もされています。
巻末に「本書はフィクションです」と書かれていますので、あくまで、実話ではなくフィクションです。
番組制作統括の浅野敦也氏は、「震災」や「馬」「自然」といったキーワードから探し出して、この原作にたどりついたそうです。
というわけで、実物馬もありません。
番組のタイトルから連想する競走馬の「キズナ」と関係があるのではないかという噂もあるようですが、実際のところ関係ありません。
福島で震災の日に生まれた子馬が競走馬になっていたら、ものすごい話題になっているはずで、そういう話も特にないので、実話ということはないですね。
では、役所広司の「実話をもとにしており」という言葉の実際のところはどうなのでしょうか?
嘘なのでしょうか?
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『絆 走れ奇跡の子馬』の実際は?
『絆 走れ奇跡の子馬』では、実際の南相馬の風物が取り入れられています。
例えば、相馬野馬追祭りです。
相馬野馬追祭りは、福島県南相馬市の雲雀ケ原祭場地を中心に開催されるお祭りです。
1000年以上続くお祭りだそうです。
そういった実際の風物が取り入れられています。
原作者の島田明宏によると、相馬や南相馬では、人と馬が一緒になって生活している。
そういう姿を取り入れたそうです。
そして、南相馬の大地で撮影されています。
東日本大震災から6年が経過していますが、様々な問題が報道されています。
問題は全く解決していません。
それこそが、現実で、実話というところなのではないでしょうか?
以上です。
ドラマ『絆 走れ奇跡の子馬』が楽しみであるとともに、東日本大震災について、再度考えるきっかけになりそうですね。