ナトム工法とは?シールド工法とは?七隈線陥没事故の原因とは

11.082016

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kanbotu平成28年11月8日午前5時15分ごろ、博多駅前2丁目交差点付近の陥没事故が起きました。

 

市営地下鉄七隈線の延伸工事が行われていました。

 

市営地下鉄七隈線の延伸工事では、ナトム工法とシールド工法が採用されていました。

 

陥没場所はシールド工法とナトム工法の境目辺りで起こったそうです。

 

トンネルの工法から、事故原因を探ってみました。

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ナトム工法とは?

New Austrian Tunnelling Methodの頭文字を取り、NATM(ナトム)と呼ばれる工法です。

1960年代にオーストリアで提唱され、1980年頃より日本で普及し始めたトンネル工法です。

 

掘削した部分を素早く吹き付けコンクリートで固め、ロックボルト(岩盤とコンクリートとを固定する特殊なボルト)を岩盤奥深くにまで打ち込むことにより、地山自体の保持力を利用してトンネルを保持する工法です。

 

トンネルを掘ることで発生する地圧を利用することが特徴のようです。

 

長所は、

・ほとんど機械で処理出来るので、少人数でできる。

・ロックボルトによる岩盤そのものの固定により、覆工時の巻圧を薄く出来る。

・ほとんどの地質に対応出来る高い汎用性を持つ。

 

短所は、

・設備が大がかり

・複雑な地質に対しては綿密な調査が必要

・ロックボルトの本数変更や一次覆工の厚さの変更など柔軟な対応が必要

 

シールド工法とは?

シールド工法とは、「シールド」と呼ばれる筒で切羽(きりは)後方のトンネル壁面を一時的に支え、切羽を掘削しながらシールドを前進させる工法です。

 

長所は、

・掘削からセグメント組み立てまで、 シールドマシン内部で行われるため、支保等の必要がなく、軟弱な地盤でも施工できる。

・発破の必要性が無い為、工事現場の上の地面に工事の影響が少ない。

 

短所は、

・発進基地となる縦坑の掘削等の準備工事が必要

・シールドマシンが高価

 

七隈線延伸工事陥没事故の原因とは?

陥没場所はシールド工法とナトム工法の境目辺りで起こったそうです。

ナトム工法の終わり付近だそうです。

 

ナトム工法は、少人数でできることが特徴だそうなので、最近よくありがちな、作業員が少なくされて、無理が出ていたりしていなかったか心配ですね。

とにかく経費削減で、人件費を削る傾向があるので、そこは心配です。

最近は、公共事業でも、かなり値を叩きますからね。

日本全体がちょっと病的になってきているように思えます。

 

今回の工事は、地下5階相当の部分で行われていたそうです。

公共工事は、住民の反対運動があったりして、高速道路や地下鉄は、地下深く作られる傾向があるので、こういう事故がまた起こらないか不安です。

東京の最近の地下鉄だと、都営大江戸線とか東京メトロ副都心線とか、ものすごく地下に駅が作られていたりしますからね。

 

けが人なしというのが、不幸中の幸いですね。

朝のラッシュ時だったら、大参事になっていたと思います。

 

それでも、停電や銀行のシステム障害など、被害は大きいし、日本の現状を映し出している事故のように思えて、今後に不安の残る事故です。

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